yoitiemon’s blog

埴原城 埴原神社 紹介

埴原城西尾根、裏山松の木伐採(チルホール使用 引き起こし伐採)其の二懸かり木処理(過去の日記記事)

過去の日記記事を書庫にして整理しました。
                     2018年3月16日(金)15:00
次は懸かり木になってしまった木の後始末です。
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目的の木は中央です。チルホール(S-7型0.75ton)を使って空いた所を狙いました。
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上出来な伐採に見えますが。

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残念でした懸かり木です。
危険ですから近づけません。ましてや梯子などもってのほかです。
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作戦は。長さ11mの竹を用意します。
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 先端に短い竹を巻き付けて、重りにするシャックルを付けた5㎜P.E製紐を其処へ掛けます。此を持ち上げ懸かり木の目的の所迄、竹で伸ばして幹に掛けてシャックルを落とします。P.E製ですので良く滑ってシャックルの重さで充分落ちてきます。

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上手に幹を廻りましたので、5㎜P.E製紐に50㎜スリングを付けて、紐を引いてスリングを上げます。
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 スリングは50㎜5m3本をシャックルで繋ぎ15mにして、スリングをスリングの輪に潜らせて引き、幹に固定完了です。
 後はS-7型0.75tonチルホールで木が倒れた向きに対して斜め後方、少し木が持ち上がる向き(こうしないと懸かった所が外れません。)に引きました。思ったよりは簡単に落ちました。
 木が落ちた時にチルホールに衝撃力が働かない様に、チルホールを台付けする位置は慎重に決めます。実際は途中に滑車を使いましたので滑車の位置決めです。

以下はその他の支障木伐採後の様子です。何れも山側への引き起こし伐採です。
写っていませんが下に家があります。
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懸かり木にならない様に尾根の上から将棋倒し式に伐採します。
 上から順番に切りますので、次の木を牽くワイヤ設定の為に切り倒した木は整理します。此が大変です。
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最終目的の木は写真では大きく見えませんが、中央櫟の大木です。
此は今秋伐採の予定として、来春椎茸の榾木にする予定です。
 伐採は危険を伴う作業です。併し、其れなりの用具(安全帯、チルホール、ワイヤ、スリング等)を使って、伐採木から距離を確保すれば作業を安全に進められると思います。欠点は作業時間が長くなりますが、天候を見計らって休息を取りながら事を進めるのが肝要と思います。幸い、当地は冬殆ど雪が降りませんので悠長に作業が出来ます。