スチール STIHL MS260 ジャンクをヤフオクで落札しました。
スチール STIHL MS260 ジャンクをヤフオクで落札しました。
今迄も時々 STIHL026やMS260ジャンク品扱いを落札修理して使っていました。
最近はジャンクを修理するのが面白く止められなくて困っていたのですが、また落札してしまいました。
外観は特に気になる所が有りません。寧ろ綺麗すぎて何か致命的な破損が有りそうで心配です。
商品説明には「始動しない。」と有りました。
裏を見ても特に問題はなさそうです。
此の後エアクリーナーと点火プラグを外しパーツクリーナーを吹き込んで空転させてから元に戻して、試したら一発で始動しました。
しかも発送に際し、完全に燃料を抜いていなかったので、始動後低速から高速まで安定した動作でした。
其れでもジャンクで手放した物ですから、何か致命的な問題があるに違いないと一通り点検をします。
カバーを外しても特にありません。
カバーは綺麗です。社外品ではありません。
ピストンに致命的な傷は無いようです。
チェーンキャッチャーも無事。
チェーンブレーキカバー(クラッチの上変色したプラスチック)を止めるネジが右側(黒く見える。)は有るが左側(ハンドル取り付け部分に近い所)は無い。
取り敢えず長さとピッチが同じネジを代用しました。
フライホイール、点火コイルも良し。
螺子を緩めた形跡がないので、大修理をしていないと思います。
取り付け部分に汚れが残って居ます。
主要部品はSTIHLの儘でしょう。
マフラーが錆びていない。
此はアマゾンの社外品かも知れない。でもマフラーなら基本動作で不満を感じる事は無いと思う。
此が無傷は何か破損があって交換したかも。此は社外品だ。
スプロケット(クラッチカバー(クラッチドラム))も新しい。此も社外品だ。
汚れ具合から其れなりに使用して有るらしい。
クラッチカバー(クラッチドラム)に有る切り込みはオイルポンプウオームギアのキーが嵌まるのですが、切り込みがキーの幅より狭いので削って広げました。
STIHL 026 埴原城 スチール 026 クラッチカバー交換 オレゴン パワーメイト スプロケット システム: 埴原城 埴原神社訪問 (cocolog-nifty.com)
上記アドレスのブログに詳しく載っています。
オレゴンパワーメイトスプロケットシステムの材質は鋼でしたので、目立て用オカメ鑢で削れました。多分此はステンレス製で(恐らく前の所有者はアマゾンから入手したと思います。)すので、グラインダーにダイヤモンドホイールを付けて削り、広げました。
クラッチをインパクトレンチで外しウオームギアのキーを確認している時、キーが根元からポロリと折れてしまいました。
溝に入らない状態のまま、クラッチカバーで押さえて有ったので、無理な力が掛かっていたと思います。
買い置きのウオームギアと交換し、上記案内ブログ記事と同様に旨くキーを収めました。
点火プラグが指定外の事が多いですが、此も良し。
2003年11月はMS260としては古い方だと思います。
落札時、チェーンブレーキバーの罅に、気付いて居りましたので修理しました。
拡大写真にすると巻き方がいい加減に見えますが、実際はきちんと締まって居ります。
エアクリーナー螺子に傷が有るのは当たり前です。
エアクリーナーの網の部分に傷が有りません、ジャンク品扱いでは大変珍しいです。
でも、此の画像からは普通に使ってある物のようです。
何故始動困難なのか分からない。
何故手放したのか、使っていた人に聞いてみたい。
当方も、実際に此を使って長時間伐採作業をして有りません。
気付かない致命的な故障があったら部品取りすればと思っています。
以前落札したジャンク扱いの026やMS260を落札修理して、使ってきた物がわんさかと在りますから。
併し此で十台目ですから、以後決してヤフオクSTIHL026、MS260検索は見ない事にします。
見ると入札したくなる。
追補
後日、18inchバーとソーチェーン取り付けて、松丸太を切って見ました。
社外品部品を取り付けて補ってありますが、耐久性充分に切断作業が出来ました。
MS260は主要な機能をエレクトロニクスで作ってありません。
ネジで調整出来る最後の機種で、其の意味で貴重な物らしいです。
私ならここまで補修したら、絶対に手放しません。
ガイドバーソウチェーン無しで、落札価格は19,001円、送料1,480円でした。
結果として割高では無かった。
MS260ジャンク品、4台目の落札です。
作業中無用な振動が無く安定な動作です。
満足な一品です。
でも、今後決してチェーンソーへは入札しない。
追補
今日65㎝程で、隣家に傾いているえのきを、ローププーラーやハンドウインチ使って伐採しました。
MS260ジャンク品の動作確認には持って来いの仕事です。
エンジン動作に関しては全く問題なしでした。
チェーンオイルの出具合が今一つ悪い。機体下の調整ネジを回して確認しました。
右回りが多く出る方向です。中間より稍多い目に調整しなおして試運転すると其れなりにオイルが流れ出ます。
ジャンク扱いの原因は、前に書きました様に、オイルポンプを回転させるウオームギヤのキーの幅が、クラッチドラムの切り込みより広くキーが嵌まっていませんでした。
クラッチドラムの回転がオイルポンプへ伝わらずオイルが出なかったようです。
クラッチドラムの切り込みをグラインダに着けたダイヤモンドホイールで削り広げました。
其れによりウオームギアのキーがクラッチドラムの切り込みに嵌まって、回転がオイルポンプに伝わりオイルが出る様になりました。
社外品クラッチドラムの切り込み幅が狭かったのが原因だろうと思います。
クラッチドラムに手を加えたら、画像「黄色の丸印」の様にキーが収まっています。
あくまでも私の想像ですがキーが収まらない状態で使用を続け、チェーンオイルが出ないまま使用したと思います。
ソーチェーンやガイドバー、スプロケット(クラッチドラム)等が摩耗して使用しなくなったと思います。
折からの猛暑中の仕事でしたが、無事に根倒し出来、ジャンク品とは思えない働きをしてくれました。
アマゾンなどから購入する社外品の部品でも、点検して手を加えれば其れなりに使えると思います。