yoitiemon’s blog

埴原城 埴原神社 紹介

埴原城を一巡り。

  今日の埴原城跡は雪が殆どありません。画像は皆さんが投稿しておりますので其方を見て下さい。           (此の記事は2月13日(月)の事です。)
 私の経験から少し埴原城跡周辺を案内してみようと思います。

 通常は蓮華寺の左の舗装道路から梅屋敷へ行き、右に曲がって鹿柵ゲートを潜るのですが、今日は梅屋敷から左(北)へ曲がって目印の黄色テープに従って登ります。途中竹藪の中を通りますので稍不安ですが其の儘進みます。
 竹藪を過ぎると鹿柵の小さな出入り口に着きます。紐や針金で止めてありますが、元に戻せば宜しいですから、総て外します。初めに扉を上に持ち上げて下を外してずらし、次に扉を下に下げて上を外します。鹿柵は必ず元に戻して戴けば、何処から入っても宜しいです。
 其処から先は黄色テープに従って進めば南西尾根から西尾根に合流して二重堀切を経て谷(西)から上がってきた道と堀切で合流します。
 此の西尾根の谷を隔てた北側の尾根にも大がかりな遺構(西小屋等)が残っていますが、足場が大変悪いですから健脚の方以外は勧められません。
 後は正面(西)の谷から上がってきた道と合流して、やはり黄色テープに従って行けば、本郭直下の水場(御姫様の化粧水)へ着きます。
 其処から左(北)へ行きたくなりますが、我慢して右(南)へ目印に沿って急勾配の踏み跡を登ると西からの尾根に着きます。其処が本郭とほぼ同じ標高の地点ですから、黄色テープに従って、踏み跡がはっきりしていませんが、西斜面を斜めに登り切ると本郭に出ます。
 本郭は土塁で西本郭と東本郭に別れておりますが、登り切った場所は東本郭ですので、公民館の案内書や他の方の記事を参考にして御覧になれば宜しいかと思います。
 埴原城は規模が大きく、本郭の北側(急傾斜になっている。)も遺構が沢山あります。併し、其れより東本郭の裏(東)から尾根に沿って暫く行く(登る)と沢山の遺構が残っています。東側は宮入山への尾根に続きます。
 オレンジテープ従って進めば水の手の案内板があります。其処までが現在案内されている埴原城跡の遺構が有る範囲です。水の手への尾根南側には大がかりな畝状空堀群などの遺構がありますので、下って戻る時は尾根の南側を歩くと良いと思います。
 今日は其れよりも東へ続く尾根です。此は宮入山へ続く尾根で、其の儘進めば途中で宮入山林道へ出ます。戦前から1960年頃迄は此の道と、其の先鉢伏山へ続く山道を利用する人が多かったようです。夏は刈り干し(冬用の干し草)を作る為に牛を連れて登っておりました。
 此は想像ですが近世までは其の先扉峠、和田峠中山道和田宿或いは諏訪から甲州街道へ抜ける間道であったかも知れません。江戸時代は諏訪高島藩、その後諏訪旗本藩・埴原郷から和田宿へ助郷役がありました。
 今日は林道へ後20分程の所で引き返しましたが、ひたすら歩けば麓から林道まで2時間程で着きます。
 埴原城までは黄色テープ、其の奥はオレンジテープ(所々色違いが混じっております。)の目印がありますので、春以降季節の良い時には参考にして歩いてみて下さい。
 今日は全体を簡単に記述しましたが、此からは少しずつ詳しく書いてみようと思います。写真も加えるつもりです。